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坂越の鳥井町曳きとんどが29年ぶりに復活します!
有年考古館では、全国でもユニークな事業として、郷土に眠る失われつつある年中行事の復活・再興の支援・協力を行い、
地域文化の振興に寄与しています。
平成23年度には、赤穂市北部の有年地区にある、有年牟礼八幡神社境内に残る農村舞台を修理補修して、50年ぶりに農村舞台で
復活上演を行いました。
平成24年度には、旧港町の町並みの景観が残る市内東部の坂越地区で
64年ぶりに船檀尻の復活上演を行いました。
平成25年度には、同じく坂越地区の鳥井町に伝わる「曳きとんど」が29年ぶりに復活します。
「曳きとんど」とは、左義長(とんど)を台車にのせ、にぎやかな三味線や鳴り物で音頭をとりながら海岸まで練り歩き、
海岸で左義長に点火、とんどを行うという坂越の鳥井町独自の珍しい伝統行事です。
「曳きとんど」は、約250年前の明和・安永年間(1764~1781年)頃から始まったとされますが、詳しくは記録がないため、
不明です。明治・大正時代には実施されていましたが、次第に廃れていき、戦後は昭和33、37、50、60年の4回行われただけと
なっていました。
今回、復活の気運が高まり、実行委員会が発足し、平成25年6月より復活の準備を進めています。この伝統行事の
継承者はすでに年齢が80代を越え、後継者も存在しなくなっていたことから、三味線や鳴り物の合同練習には小学生や中学生、40~60代の参加者も坂越地区から広く
募集し、このたびの復活実施を行い、後継者の育成にも繋げています。
平成26年1月13日(月・祝)の復活実施の詳細な行程は下記のファイルもご参照ください。(クリックで拡大します。)
■赤穂市立有年考古館■
〒678-1181赤穂市有年楢原1164番地1
TEL・FAX:0791-49-3488
午前10時~午後4時開館
火曜日及び年末年始休館
※展示替のため臨時に休館することがあります