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企画展「木簡-荷札からみた江戸時代の赤穂-」
令和2年度企画展として、「木簡-荷札からみた江戸時代の赤穂-」を開催します。
木簡(もっかん)とは、考古学や歴史学の分野で使われる用語で、文字の書かれた木の板のことを指します。木簡はメモや荷札、
まじないの道具などとして使用されることが多く、紙が広く普及する江戸時代以降には主に荷札として使われました。
薄い木の板でできた木簡は、地中で腐ってなくなってしまうことが多く、江戸時代のものであっても、発掘調査で発見されることは
非常にめずらしいものです。
ところが、赤穂城跡・赤穂城下町跡は木簡が腐らない特殊な環境にあるためか、江戸時代の木簡が多く出土する全国的にもめずらしい
遺跡になっています。
こうした木簡の中には、江戸時代の様々な時期のものがみられ、「忠臣蔵」で著名な浅野家の家臣の名が書かれたもの、町人や豪商
の名が書かれたもの、食材や荷物の名が書かれたものなどがあり、当時の人々の生活や交友関係を垣間見ることができます。
今回の展示では、木簡から江戸時代の赤穂の人々のようすを考えます。
- ■会 期
- 令和2年7月15日(水)~令和2年9月22日(火・祝)
- ■場 所
- 赤穂市立有年考古館 1階展示室
- ■開館時間
- 10時~16時(入館は15時30分まで)
- ■入館料
- 無 料
- ■休館日
- 毎週火曜日
- ■展示資料 約200点 赤穂城本丸跡(くつろぎ池泉)出土木簡・木製品・陶磁器類
赤穂城本丸跡(井戸)出土木簡
赤穂城二之丸跡(錦帯池)出土木簡・木製品・陶磁器類
赤穂城下町跡(侍屋敷地)出土木簡・陶磁器類
赤穂城下町跡(町屋地)出土木簡・陶磁器類
■赤穂市立有年考古館■
〒678-1181赤穂市有年楢原1164番地1
TEL・FAX:0791-49-3488
午前10時~午後4時開館
火曜日及び年末年始休館
※展示替のため臨時に休館することがあります