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企画展「弥生時代の「おわり」の赤穂~墓からみる地域の変化~」
兵庫県赤穂市有年牟礼にある有年牟礼・山田遺跡は、昭和63(1988)年度と平成23(2011)年度に発掘調査が行われました。 平成23年度の発掘調査によって、かつての調査で見つかっていた大きな溝が、弥生時代終末期(約1,750年前)の方形周溝墓の一部であることが明らかになるとともに、そばにもう1基の方形周溝墓が造られていたことが分かりました。さらに、出土した土器にはこの地域特有の土器とともに、現在の岡山県や大阪府など、遠く離れた地域から運ばれてきた土器が含まれることが分かりました。 有年牟礼・山田遺跡の方形周溝墓群は、墓の形や作り方、供えられた土器などから、弥生時代後期(約1,800年前)の墓との比較が可能で、弥生時代から古墳時代へと地域社会がどのように移り変わったかを知ることができる貴重な事例として、令和5(2023)年3月、出土した土器が赤穂市指定有形文化財に指定されました。 今回の展示では文化財指定を記念し、有年牟礼・山田遺跡をはじめとする赤穂市内の墳墓遺跡とそこから出土した土器をもとに、弥生時代から古墳時代にかけて、地域社会がどう変化したかを解き明かします。
- ■会 期
- 令和5年7月12日(水)~令和5年10月9日(月・祝)
- ■場 所
- 赤穂市立有年考古館 1階展示室
- ■開館時間
- 10時~16時(入館は15時30分まで)
- ■入館料
- 無 料
- ■休館日
- 毎週火曜日
- ■展示資料 約110点 有年牟礼・山田遺跡1号墓出土土器(赤穂市指定有形文化財)
有年原・田中遺跡墳丘墓群出土土器(赤穂市指定有形文化財)
東有年・沖田遺跡円形周溝墓出土土器
放亀山1号墳出土土器 他
■赤穂市立有年考古館■
〒678-1181赤穂市有年楢原1164番地1
TEL・FAX:0791-49-3488
午前10時~午後4時開館
火曜日及び年末年始休館
※展示替のため臨時に休館することがあります