【 堪 忍 橋 】
 昔,正月屋という大金持ちがいたが,怠け者の主人は働くのが嫌いだったのでだんだん貧乏になった。その息子が後を継いでから,「どんなことをしても,昔の正月屋に戻してみせるぞ。」と紙くず拾いから身を起こし,小橋川(昔の東地区に流れていた川)に架かる石橋の上に立っては,「堪忍,堪忍(がまん,がまん)。」と言って働き,もとの大金持ちになったという。
 その石橋が『堪忍橋』と呼ばれ,今も東地区南集会所の前に置かれている。

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