【 真 光 寺 】

  真光寺は,文亀2年(1502年)に開かれた浄土真宗本願寺派のお寺で,住職の(お坊さん)「村上建明」さんで22代目になる。
  山門(お寺の門)は,雄と雌の龍の彫り物のある「四足の門」(真ん中に柱があって前と後ろに二本ずつ門がある)で江戸時代に村を支配していた役人の柴原家が中心となって,村の人々がお金を出し合い建てたものである。
  当時,この四つ足門は,殿様の許しがなければ建てることができなかったので,真光寺は一時閉門(門を閉じて,建物の中にこもっていること)になったこともある。鐘つき堂の横に見える鬼瓦には,お坊さんがお経を読む姿・托鉢(勉強中のお坊さんがお米やお金をもらうために,鉄の鉢を持って家々を回ること)の姿・お説教(仏様の教えを人々に聞かせること)の姿などが見られた。現在は建てかえられ,鬼瓦は保存されている。
  真光寺も,昔は山門を入るとすぐ本堂があった。明治43年(1910年)に今の場所まで丸い形をしたたくさんの木の餅つき臼を使って引っ張ったという記録がある

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