赤穂城跡三之丸石垣を修理中!!

現在、赤穂市教育委員会では赤穂城跡三之丸の石垣の一部を修理中です。
場所は、赤穂城跡の西側からの入り口である「塩屋門」の東側。位置的には、ちょうど大石神社の西側になります。
この石垣は、以前から若干の孕(はら)みがあり、石垣修理の必要性が言われていました。そして折り悪く昨年の台風により石垣の裏側にあたる土塁が崩壊し、石垣が大きく崩れてしまいました。この場所は、北側すぐに道路や民家があり非常に危険な状態となったため、災害復旧事業として昨年度より石垣修理を行ってきました。

近づいてみると、こんなに大きいです。
修理に先立って行われた発掘調査では、石垣裏側の土塁に腰巻石垣が発見されるなど、新たな成果もあがっています。
石垣は、簡単に崩れないように交互に積まれていますので、目的の石垣部分を修理するにも、かなり広い範囲の石を撤去しなければなりません。安全・粉塵対策のため、ネットを張っておりますが、様子は良くわかる状況ですのでめったに見ることがない石垣の断面を見ることができることでしょう。散歩の際にぶらっと立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。見学は、城内から塩屋門を出て、右側にUターン気味に曲がった道から可能です。

石を壊さないよう、慎重に作業中です。