旧坂越浦会所の入館者数が10万人を達成!!
平成22年5月7日午前10時40分ころ、旧坂越浦会所では、平成6年8月1日の開館以来の入館者が10万人を達成いたしました。


■10万人目の入館者の、坂越を訪れた動機と感想■
「赤穂には食事のために数度来たことがありますが、旧坂越浦会所はいつも時間がなくて入ることができず、今回は一人旅での念願の来訪でした。
今日は雨のため人通りが少なく余計にゆっくりできました。5月9日に赤穂市文化会館で開催される新作能「河勝」にも友人たちとともに訪れる予定で、それまでに河勝ゆかりの地を訪れたかったのです。
このような光栄ある10万人目になれたことは、率直にびっくりしたというほかはありません。」
※来訪者は、児島高徳の資料なども持参されての来訪でした。
旧坂越浦会所は、正面を坂越港に向け、町並みの中心にあって、行政や商業などの事務をとるための村会所として、天保2~3(1831~1832)年に建築されました。当建物は、会所であると同時に、赤穂藩の茶屋としての役割を持っており、2階に藩主専用の部屋「観海楼」が設けられているのが特徴です。


昭和5年(1930)には改造されて坂越公会堂として利用されるなどし、平成4(1992)年4月30日には赤穂市指定文化財(有形文化財・建造物)に指定されました。
その後、平成6年(1994)年8月1日には解体復原修理を経て「旧坂越浦会所」として竣工し、一般公開に供されました。
旧坂越浦会所が平成6年に開館した時は、年間3,000人弱の入館者を数えるのみでした。しかし、ふるさと海岸やまち並み、ウォーキングコースの整備とともに、くらちゃん号の運行、JRとの連携、すでに1,000回を超えている坂越まち並みを創る会によるボランティアガイドなどが相乗効果を発揮し、現在の入館者は年間10,000人を超えています。

皆さんも、古いまち並みの雰囲気が残る坂越へ、ぜひご来訪ください。
