東有年・沖田遺跡公園の古代住居修理が完了しました!!
3年前の台風では、150cmもの床上浸水を受けた東有年・沖田遺跡公園の2号竪穴住居。昨年にはとうとう2号住居の屋根を受ける柱が折れ、建物公開が中止されていました。
しかし、市民からの要望や、小学校の郊外学習の場として重要なこともあり、赤穂市教育委員会としてもできるだけ早く復旧させたいと考え、ようやくこのたび、2号竪穴住居の修理が完成したのです。
修理された竪穴住居は直径12mで、東有年・沖田遺跡の30,000uにおよぶ発掘調査で見つかった弥生住居のなかでも、最大のものです。県内でも有数の大きさであり、この住居跡からは弥生時代当時としてはとても貴重なガラス玉が出土していることから、ムラの有力者が住んでいたと考えられています。
修理では、これまでの掘立柱(穴を掘って柱を立てるだけの簡素な建て方。当時はこの建て方でした)の形をできるだけ残しつつも、より耐久性のあるように設計を変更しています。
皆さま、これを機に、是非東有年・沖田遺跡公園に訪れてみてください!