東有年・沖田遺跡公園の修理工事を開始しました!!
赤穂市東有年にある、「東有年・沖田遺跡」は、縄文時代後期(約3,000年前)から、人々がこの地に住んでいたことを示す、市内で最も大きな古代集落の遺跡です。特に弥生時代中期から後期、古墳時代後期の集落跡として有名で、現在では、その一部が「東有年・沖田遺跡公園」として竪穴住居が復元されていることは、皆さんご存知かと思います。
しかし、東有年・沖田遺跡公園は開園して18年目を迎えており、竪穴住居の茅葺き屋根の損傷が目立ってきました。また、台風による洪水被害にあったこともあり、柱の根腐れがすべての竪穴住居に見られ、危険なため、一部の竪穴住居は公開できていない状態にありました。
このたび、平成26年12月から平成27年3月にかけて、「5号住居」と呼んでいる竪穴住居の屋根葺替えを実施することになりました。
現在、「5号住居」の茅葺屋根の古い茅を取り除く作業を行っているところです。来年1月からは、5号住居の屋根の垂木などの修理を行い、新しい茅を葺いていく作業が始まる予定ですので、フェンス外からとなりますが、皆さまぜひご見学ください。

隣の2号住居は見学することができます。

修理前の5号住居。茅がかなりなくなっています。

修理前の5号住居内部。雨水が流入して常時湿気がある状態です。