「糸を摘む−阪口キリヱ 90年をふりかえって−」展を開催!!
阪口キリヱ氏は赤穂市御崎に生れ育ち、その郷里の御崎で、赤穂緞通の世界ひと筋に生きてきました。 鍋島緞通、堺緞通とともに日本三大古緞通のひとつに数えられている赤穂緞通の織り方技法(赤穂市指定無形文化財)に精通し、これを正しく体現でき、技能を保持する唯一の赤穂市選定保存技術保持者です。 郷土の誇り、優れた工芸技術である赤穂緞通の織り方技法について、技術習得のための講習会講師を長年勤められ、講習以外でも昼夜を問わず、受講生を真摯に指導し、後継者を育成しました。(奇しくも、赤穂緞通織方技法講習会開始以来、20年となります) 氏は、消え滅びゆく運命にあった赤穂緞通の伝統技法の保存・伝承に尽力されました。また、赤穂緞通織講習会卒業生(後継者)とともに赤穂緞通の再興を果し、その販路をも再び全国各地に広げるなどして、赤穂緞通の普及と販路拡大に努めました。 本展は、氏の生誕90年(大正10年1月22日生まれ)を記念し、阪口キリヱ氏の足跡の一端を広く知らしめるために、関係資料を展示紹介するものです。
- 企画展名
- 「糸を摘む−阪口キリヱ 90年をふりかえって−」
- と き
- 平成23年1月19日(水)〜3月21日(月)
- 毎週火曜日休館(祝日の場合はその翌日)
- ところ
- 旧坂越浦会所
- 入館料
- 無 料
- 開館時間
- 10時〜16時開館、毎週火曜日休館(祝日の場合は翌日休館)
- 展示資料
- 氏の関係資料(赤穂緞通、生産用具、雑誌、新聞記事、表彰記念品など)
- 問合せ先
- TEL 0791-48-7755(旧坂越浦会所)