兵庫県赤穂市の文化財 -the Charge for Preservation of Caltural Asset ,Ako-
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坂越船祭り総合調査が開始されました!!

 平成19年7月26日、「平成19年度 第1回 坂越船祭り総合調査委員会」が開催されました。

 坂越の船祭りは、現在「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として、平成4年2月25日に国より選択を受けており、その記録と保存継承を図るべく、総合的な調査が待ち望まれていました。

 選択より15年、ようやく今回の総合調査が開始されたわけです。

 この総合調査は、平成19年度から平成21年度まで3年間かけて実施されるもので、文献調査や民俗調査といった、この祭礼を位置づけるためのあらゆる調査が行われる予定です。

■総合調査の目的

 坂越の船祭りは、坂越湾を舞台に繰り広げられる大避神社の祭礼で、瀬戸内を代表する船祭りとして貴重である。祭礼の中には、和船による海上渡御のほか、各種の伝統的な儀礼や芸能が数多く含まれているが、現在のところこれらの担い手の高齢化が進んでいる。これらの祭礼にかかる儀礼や芸能を総合的に調査・記録を行い、その保存伝承と周知を図るとともに、将来に継承していく基礎資料が必要となっている。

 本調査は、船祭りの一連の歴史的背景や現在の状況について、民俗・歴史・芸能の各分野の学際的な総合調査を行うもので、調査結果を報告書として資料化するとともに、今後の保存対策の基礎資料とすることを目的としている。

■調査団員は以下のとおりです。

植木行宣(総括・元京都学園大学教授、元文化庁文化審議会専門委員)
西岡陽子(民俗・大阪芸術大学文芸科教授、兵庫県文化財保護審議会委員)
五島邦治(歴史・園田学園女子大学未来デザイン学部教授)
小栗栖健治(民俗・兵庫県立歴史博物館館長補佐)
大江 篤(民俗・園田学園女子大学未来デザイン学部教授)
久下正史(民俗・神戸大学大学院人文学研究科助教)
埴岡真弓(民俗・播磨学研究所研究員)
高嶋賢二(民俗・伊方町立町見郷土館学芸員)
田井竜一(民俗,音楽・京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター准教授)
鈴木由喜子(音楽・京都女子大学講師)
織野英史(民俗,船・香川県立聾学校教諭)
西畑俊昭(歴史・兵庫県立相生高等学校教諭)
粟井ミドリ(民俗・元兵庫県立赤穂高等学校教諭)
大西 孜(歴史・郷土史家)
扇 千鶴(歴史・郷土史家)
小田中久良子(民俗・元就実短期大学教授)
篠宮欣子(民俗・赤穂市教育委員会)
長谷川寛(歴史・赤穂市立図書館)
山本智子(歴史,民俗・元中国短期大学講師)
山本建志(建築・兵庫県建築ヘリテージマネージャー)
杉本勝則(建築・兵庫県建築ヘリテージマネージャー)

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巻頭写真1
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