兵庫県赤穂市の文化財 -the Charge for Preservation of Caltural Asset ,Ako-
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赤穂八幡宮神幸式の頭人行列が市指定文化財になりました!!

 赤穂八幡宮は、仲哀天皇・応神天皇・神功皇后を祀る神社で、慶長年間(1596〜1615)に垂水半左衛門勝重が戸島より現在の場所に遷座したと伝えられています。
 赤穂八幡宮の神幸式は、祭神を乗せた神輿が御旅所との間を往復するというもので、その中心となる頭人行列は、主に長刀持ち1人、宰領2人、頭人1人、頭人担ぎ1人、台傘持ち1人、頭家1人、家族・親族(男性供連れ・女性供連れ)数人、胡床担ぎ1人、雨儀用傘持ち1人、茶弁当持ち1人、道覧籠持ち1人で構成されています。

 現在に残されている古文献には、寛文元年(1661)から昭和58年(1983)までの頭人が記録されており、頭人行列が地域の人々により脈々と受け継がれていることがわかります。
 赤穂八幡宮神幸式の頭人行列は、市内の神社祭礼で行われる頭人行列と比較しても、神幸式における役割と規模は大きく、最も古い形態が唯一保持されているものであり、当地域の祭礼を特色づける貴重な無形民俗文化財(風俗習慣)として、市の指定文化財に指定されました。
 また、祭礼次第等文書についても、頭人行列の歴史をうかがい知ることのできる極めて貴重な資料であり、「付けたり」として指定を受けました。


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巻頭写真1
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−連絡先−
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