10　中世(ちゅうせい)のムラ

うにゅ： ん？千種川(ちくさがわ)沿(ぞ)いに集落(しゅうらく)が開(ひら)かれているぞ。船(ふね)がたくさん止(と)まっているみたいだ。 市場(いちば)が開かれているぞ。木津(きづ)というところは千種川河口(かこう)の港(みなと)みたいなトコロなんだね。ここの発掘調査(はっくつちょうさ)では、たくさんの輸入(ゆにゅう)陶磁器(とうじき)が見(み)つかっているんだ。赤穂(あこう)のなかでたいへん珍(めずら)しいものなんだ。 今(いま)はだいぶ奥(おく)まっているところだけど、古代(こだい)は千種川を生(い)かした流通(りゅうつう)の中心(ちゅうしん)だったんだ。

これは中国(ちゅうごく)でつくられたお碗(わん)。青色(あおいろ)をしたものだから青磁(せいじ)と言うんだ。これは有年原地区(ちく)で見つかったもの。

これも中国でつくられた壺(つぼ)。白(しろ)いから、白磁(はくじ)って呼(よ)ばれてるもの。これは木津で見つかったんだ。

これは、普通(ふつう)の人(ひと)たちが使(つか)っていた道具(どうぐ)。 お鍋(なべ)みたいに火(ひ)をかけて使うもので、「羽釜(はがま)」といいます。

さぁ、現代(げんだい)に戻(もど)ろう。

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