作成:赤穂市教育委員会文化財課文化財係

塩屋地区の歴史文化

■地勢と歴史

地 勢

塩屋、新田、大津、木生谷が該当している。塩屋と大津は古くから陸地化が進行したようであり、堂山遺跡では縄文時代前期(6,000 年前)からの遺跡が発見され、また古代には、東大寺等の塩荘園として機能していたことがわかっている。また大津は地名のとおり、かつては港としての機能を持っていたと言われており、海が山際まで迫っていたと考えられている。

江戸時代に、戸島新田や西浜塩田の干拓が進んで現在のような平地ができ、近代の流下式塩田の廃止に伴って、平地には工場地帯や大学などが立地している。

 

歴 史

堂山遺跡で見つかった平安~鎌倉時代の塩田遺構や東大寺の塩荘園は赤穂塩田の発祥である。中世になると陸地化の進行とともに山麓に住んでいた人々が平地集住を開始したことに端を発し、江戸時代の塩田従事者の村、塩屋村はできあがった。

新田は、かつて浅野長直が開発した戸島新田村周辺にあたり、戸島用水の敷設によって塩田のみならず広大な耕作地を開拓したことで成立した。

西浜塩田は昭和44(1969)年の塩田廃止に伴って大部分が広大な工業用地となった。なお工業地帯と住宅地の間には、全長約4 ㎞に及ぶグリーンベルト(緑地帯)によって緩衝帯が設置されている。

※このサイトは書籍『赤穂市歴史文化基本構想』をまとめ直したものです。各項目をクリックすると、PDFファイルが開きます。

■歴史文化の視点

■地域データ

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