国史跡赤穂城跡(兵庫県赤穂市) 公式Webサイト


 ■赤穂城跡のみどころ

J 元禄花見広場〜米蔵跡休憩所〜水手門跡

 ■元禄花見広場
 二之丸南西部にあり、古絵図には何も描かれていませんでしたが、発掘調査を行ったところ池泉が発見されました。
 この池泉には、本丸堀の余水が流れ込み、さらに池泉から城外へ排水される仕組みとなっていました。
 現在は池泉の復元がなされ、周囲には元禄期のサクラの品種など18種200本余りが植えられ、市民の憩いの場となっています。
 ■米蔵跡休憩所
 かつて水手門の内側には米蔵、番所があり、水手門から荷揚げされた米などの物資がここに収められました。
 発掘調査では長大な米蔵遺構が検出され、現在はその場所に、米蔵を模した休憩所が整備されています
 休憩所内部には、米俵などの荷物が壁に触れて傷まないように壁に埋め込まれた「荷ずり木」を再現し、外観同様に米蔵の雰囲気が体感できます。
 ■水手門跡
 二之丸の南端にあり、海もしくは干潟に面した門でした。
 門の周囲は船の出入りのため城壁を大きく内側に引き込んだ「水撚り」の縄張りをとり、その城壁は緩やかな曲線を描いて、西方の南沖櫓台へと続く、大変特徴的な石垣をみせます。
 門の前面には船着き場の雁木が設けられ、さらに波よけの突堤が城壁から突出していました。
 これらの雁木と突堤は平成10年(1998)に発掘調査が行われ、復元整備されました。
 門礎石は、現在ももとの場所に残されています。

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