有年原・田中遺跡公園が開園15周年記念イベント報告!
前回の記事でお知らせしましたように、平成7年4月開園の有年原・田中遺跡公園が開園以来15周年を数えることとなり、平成22年4月28日に記念イベントを開催いたしました。
予定していた4月27日は雨天中止となりましたが、翌日の晴れやかな青空のもと、約120名の地域の方々の参加をいただき、イベントは行われました。
イベントは副市長のあいさつから始まり、赤穂市立原小学校6年生13名による原小太鼓が演奏されました。
次に開園当時に原小学校児童で、公園づくりに携わった谷崎さん、起塚さんの思い出話が語られたのち、現在の原小学校1年生による、歴史遺産を大切にするという公園利用宣言が行われました。
郷土史家の室井さんによる有年原にまつわる昔話ののち閉会となり、その後に原幼稚園園児、原小学校1年生によるヒガンバナの球根植え付けが行われました。
また当日は、有年原・田中遺跡に関する小展示も行われました。
■有年原・田中遺跡・・・
弥生時代後期から古墳時代前期にかけて、西暦でいう2,000年前から1800年前は、日本列島の国家形成の時代にあたります。昭和63年、赤穂市有年原にある有年原・田中遺跡で発見された墳丘墓は、この時期に築かれた大規模な墳墓で、後の前方後円墳に繋がる形や祭祀の形態をもつことから、兵庫県指定文化財に指定されるとともに、現在は遺跡公園として公開活用されています。