( 資 料 )
授業研究部会について
赤穂市教育研究所
1 はじめに
授業力向上は、いつも私たち教師に求められる基本的な課題であり、子どもの学力向 上と教師の指導力、授業力は密接な関連にある。その上、毎年度実施されている全国学 力調査においても、赤穂市の子どもたちの学力向上は重要課題となっている。
また、子どもの確かな育ちのためは、これまで以上の多面的な子どもの理解や系統的 指導を重視した校種間連携の大切さが、指摘されている。
一方、当研究所の運営は、これまで、小学校教諭が中心で幼稚園教諭の部会参加が皆 無であったり、中学校教諭も極少の現実があった。このことは、研究所の活動目的から も問題があった。
そこで、新教育課程へ移行されるの機に、新しく授業研究部会を立ち上げ、直接授業 に関わる教科・領域の指導研究、学校園の連携に基づいた系統的、一体的な指導の在り 方についての研究を進めようと、平成20年度新しく部会を発足させたものである。
2「授業研究部会(英語)」「授業研究部会(連携)」について
授業を中心に、今日的な教育課題を見据え、校種を超えた先駆的な調査研究を進め るためにも、入部は希望者を原則としながら、校園長の指導や勧奨をいただき、あわせ て経験年数を踏まえた枠組みで、考えていただきたい。
(1) 構 成
・幼稚園は中学校区1名ずつ、「授業研究部(連携)」に
・中学校は各校1名ずつ、英語担当者の中から「授業研究部(英語)」に
・小学校は中学校区毎に、1名は(英語)1名は(連携)に
例 赤穂小(英語)、城西小(連携)
(2) 運 営
@ 研究計画の立案をする。(所長、指導校園長、指導教諭、部員)
A 各学期1〜2回、部会乃至公開授業(保育)を実施する。(夏季休業も活用)
B 部会の「活動記録」(別紙)をとる。(その都度部員の中から担当を決める。)
年度末には、活動のまとめをする。<例>「実践記録」集などに
C 内容によって、全体でまたは校種別に開催することを考える。
D 開催案内は、部会の指導校園長(顧問)と協議の上、研究所で行う。
E 部会開催日時は、原則水曜日15時30分とする。
F 必要経費は、部会費(研究所費)から充当する。
3 研究計画(例)
(1)授業研究部(英語)
・ 「英語教育」に関わる国・県の動き(新教育課程を踏まえ)
・ 部会としての今後の活動方向(計画立案)
・ 赤穂市(中学校区毎)の現状と課題把握
・ 「外国語活動年間指導計画」に基づく授業実践の積みあげ
(2)授業研究部(連携)
・ 「連携教育」に関わる国・県の動き(新教育課程を踏まえながら)
・ 赤穂市(中学校区毎)の現状と課題把握
・ 課題に基づいた、今後の活動方向(計画立案)
・ 研究の足がかりとして、教科・領域、いわゆる教材を設定する。
4 研究実践(例)
・ 理論研究
・ カリキュラム作成、教材・教具製作
・ 実践交流(授業相互参観、校種をこえた交換授業)
・ 授業力の向上を図る
・ 「実践記録」集による年間のまとめ
5 そ の 他
・ 運営については、教育研究所の他部会「運営」に準ずる。