《ほっとタイム(校長先生の一言)》
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5月28日 ハマウツボは何本?
 
今日は、学習ボランティアの方々にご協力いただき、6年生の子ども達が、ハマウツボの個体数調査を実施しました。

今年は多いかも・・と予想する中、数え方の説明を聞き、調査スタート!

決められた範囲内を1班4人で、1人20本の竹串を持ち、ハマウツボのところに刺していきます。80本使ってしまったら、目印の棒を置き、さらに刺していきます。

広範囲の調査でしたが、徐々にやり方に慣れ、数えるスピードも速くなりました。また、しんどくなってきても声を掛け合い、最後まで粘り強く調査をしていました。

すべての場所を調査し終え、集計すると・・

まだはっきり分かりませんが、過去最高の本数になりそうです。正確な数字が分かり次第、ここでもお知らせします。

子ども達からは、予想以上に多く驚いた!という感想が多かったです。過去最高のときに立ち会えて良かったと・・

子ども達には、調査にとどまらず、なぜ今年こんなに多くなったのか、『なぜ』を大事にしてほしいです。
今後のどの学習でも、『なぜ』という疑問をもち、調べ、解決する・・そんな学習を積み重ねてほしいと思います。

最後になりましたが、学習ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

来週からは6月です。もう令和3年も半分・・早いですね!今週末もゆっくり休んで、6月も良いスタートを切れるようにしましょう。

5月27日 声かけは難しい
 
具体的で的確な声かけを瞬時に行うのは難しいですね。そのため、曖昧な表現になってしまいます。

昨日の記事の第1位「早くしなさい!」でいうと、例えば宿題ならば「あと20分で終わらせて。」と具体的な時間を示してあげるといいと思います。

この声かけで、すぐにできるかどうかは、正直微妙です。ただ「早くしなさい」や「早くしてしまいなさい」よりは、声かけの意図は伝わっています。

注意することは、声かけをやりっぱなしにならないこと。最後は必ず褒めましょう。早くできれば「もうできた!早くできたね!」時間がかかっても「最後までやってしまったね!」と褒めてあげてください。

声かけと褒めるはセットです。

褒めるときに、このような一言はやめてください。

『やったらできるやん。』(-_-;;)

今日は、2年ぶりの学力・学習状況調査です。内容は、国語・算数・質問紙です。6年生の皆さん!ファイト!

5月26日 親の言葉かけランキング
 
以前、何かの記事で『親の言葉かけランキング』を見たことを覚えています。今日は、それをご紹介します。

第1位
「早くしなさい!」

第2位
「ちゃんとしなさい!」

第3位
「しっかりしなさい!」

第4位
「どうして〇〇なの!」

第5位
「なんで〇〇なの!」

出ました!「ちゃんと」!先日記事にしましたが、やはり堂々2位にランクイン笑

これらのように、上位にランクしている言葉かけは曖昧な表現ばかりです。具体的に伝える必要がありますね。続きは次回に・・

5月25日 教職員の働き方改革
 
教員は『ブラック』と、近頃よく言われるようになりました。教員採用試験を受ける人も減少傾向にあると・・

私は、教職員が元気であるからこそ、子ども達に対して効果的な教育活動ができると考えています。

そこで、なかなか難しい問題ですが、教職員の働き方改革を少しずつですが行っています。

定時退勤日
毎週木曜日に設定しています。木曜日は定時に退勤し、趣味の時間、体を休める日、リフレッシュ日としています。

MY定時退勤日
木曜日以外にも、1ヶ月を見通して、早く帰れる日を自分で設定します。

バースデイ休暇
誰もがもっている誕生日。その日はお休みにし、休暇とします。

現在は、このような取組を行っています。
ただし、保護者の皆様からご相談やお願い等ある場合は、その限りではありません。働き方改革は行っておりますが、保護者の皆様からのお願い、ご相談は、いつでもお待ちしております。心配事などありましたら、学級担任にお知らせください。

高雄小学校では、このような働き方改革を行っています。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

5月24日 『ちゃんと』って何だ?B
 
ここまで『ちゃんと』は、曖昧な表現でNGワードですよ・・とお伝えしてきました。また、曖昧な表現は相手に伝わらないこともお伝えしました。

では、どのような声かけがいいのでしょうか?
『ちゃんと座りなさい』を例にしてみます。

『ちゃんと座りなさい』で、みなさんはどんな座り方をイメージしますか?
背筋がのびている、イスに深く座っている、床に足が付いている、前を向いている等でしょうか?他にもいろいろイメージされると思います。

『ちゃんと』ではなく、声かけする人の理想型を具体的に伝えます。

「背筋をのばして座りなさい」
「足をブラブラせず、足を床に付けて座りなさい」
という具合です。

前回書いた廊下だったら「走らない」ではなく、理想型「歩きます」と伝えます。

それぞれの『ちゃんと』が違います。理想型を伝えることで、声かけでのストレスがお互いに減らせます。

思わず言ってしまう『ちゃんと』・・その数をできるだけ減らして、理想型を伝える声かけを心がけましょう。

もう5月最後の1週間になりました。これから、じめじめした気候で体力を消耗します。早寝、早起き、朝ごはんで規則正しい生活をして元気に過ごしましょう!

5月21日 『ちゃんと』って何だ?A
 

昨日の内容で、職員からもついつい言ってしまう・・との声が・・。お子様がいる職員からは、「ちゃんとしとーわ!」って言われるとの声もありました。

廊下で注意すると、こんな声かけをします。
「廊下を走りません!」
すると・・
「走ってへんわ!」と返ってきます。
これも『走らない』という曖昧な声かけのためです。

他にも
「もっとがんばり」
「もっと勉強し」
『もっと』という声かけも曖昧です。

曖昧な声かけの場合、大体曖昧な返事が返ってきます。

「もっとがんばり」→「がんばっとーわ!」
「もっと勉強し」→「勉強しとーわ!」

こんな感じです笑

この曖昧な表現は、使う側はとても使い勝手がよくて、ついつい使ってしまいます。でも、大体期待している返事は返ってきませんし、行動にもつながりません。

では、どうするか?また次回に・・

今年は、早くに梅雨入りし、雨量も多いです。また、これから、農業用水も水量が多くなっています。合わせてお気を付けください。

よい週末をお過ごしください。

5月20日 『ちゃんと』って何だ?@
 
私も皆さんもついつい使ってしまう言葉『ちゃんと』。

「ちゃんとしなさい」
「ちゃんと座りなさい」
「ちゃんと歩きなさい」
「ちゃんと食べなさい」

などなど、『ちゃんと』の使用頻度はすごい!
万歩計のように『ちゃんと計』があると、一日かなり無意識に使っていると思います。

この曖昧で使い勝手の良い言葉、実は【NGワード】なんです。

理由は、曖昧で分かりにくいからです。
上の例でいうと、「ちゃんとしなさい」は、その前後の流れで子ども達に場の空気を判断して.よりよい行動をしなさいと言っているのかな・・

「ちゃんと座りなさい」では、ちゃんとするけど、どこをちゃんとするの?って感じですよね。

そうなんです・・すごーく曖昧なんです。

だから、子どもからはこんな言葉が返ってきます。

『ちゃんとしとーわ!』

続きは、また次回・・

5月19日 おぉー、つながってる!
 
昨年度は、休校中だったため、ハマウツボ観察会は中止に・・今年こそはと思い、ハマウツボ観察会の開催を決定していたのですが、緊急事態宣言の延長により、やむなく中止としました。残念で仕方ありません。

そこで昨日、学習ボランティアの6名の方にご協力していただき、6年生だけが、授業の一環でハマウツボとカワラヨモギが地中でつながっているところを観察しました。

スコップで掘り起こし、水を張ったバケツで丁寧に洗い、土を落としていきます。

6年生の子ども達は、慎重に水の中で上下させて土を落とし、慎重に雑草を取り、ハマウツボとカワラヨモギがつながっている(寄生している)様子を観察しました。

細い根っこのようなものでつながっています。子ども達は、とても貴重な体験をすることができました。

学習ボランティアの皆様、お忙しい中、子ども達のためにご協力いただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

5月17日 いろいろな雨があるんですね
 
雨が多いと思ったら、早くも梅雨入り・・

日本には、いろいろな雨があります。昔の方は、名前を付けるセンスがすごい!今日は、(数少ない)私が知っている、いろいろな雨をご紹介します。

色で表す雨
翠雨(すいう)
木々の青葉に降る雨のことです。「翠」は、緑色のことです。

紅雨(こうう)
春の花に降り注ぐ雨のことです。

季節の雨
春雨(はるさめ)
春にしとしと降る雨。花散らしの雨とも言われています。

五月雨(さみだれ)
旧暦五月に降る長雨。梅雨のことです。

夕立(ゆうだち)
夏の夕方に降る、短時間で降る雷を伴った雨。

秋雨(あきさめ)
秋に降る冷たい雨。

時雨(しぐれ)
あまり強くない、降ったりやんだりする雨。

どうでしょうか?とても『粋』な呼び名が多いですね。他にも何百種類も呼び名があるとか・・雨の日に『きれいな日本語』に触れてみてはいかがでしょうか?

5月14日 新型コロナウイルス感染症に関するお願い
 
5月8日(土)水辺づくり協議会の方々に、河川敷の草を刈っていただき、きれいにしていただきました。本当にありがとうございました。遅くなりましたが、報告させていただきます。

さて、児童、保護者、その関係者が感染した場合、その感染者は被害者です。いじめ、偏見等は、絶対に許されません。各ご家庭においても、今一度人権に配慮した対応について、話し合っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

また、お子様の体調不良やご家族に体調不良や風邪症状がある場合、速やかに学校へご連絡をお願いいたします。また、早めの静養、病院受診をお願いいたします。これは、本校職員にも周知徹底しております。

重ねてのお願い、申し訳ありません。お子様、ご家族を守るために、ご理解とご協力をお願いいたします。

5月13日 「見通しの話」D
 
前回(下記)の続き・・

25問ずつにしたことで、終わりが見え、時間内に100問の計算ができるようになりました。

『良かった、良かった』で終わっていいのか・・答えはNOです。

最終のゴールは、何の手立てもなく、指示されたように100問でも200問でもできることです。

ここからは、50問ずつに増やしてみる・・自信をもたせてから、100問に挑戦する・・など、スモールステップで5分で100問できることを目指します。出ました!スモールステップ!

常に最終ゴールを設け、その道のりのどこで、今どんな手立てが必要なのか、これからゴールにどう向かうのか、そのように考えていくことが大事だと考えています。

本校職員は、見通しをもたせる工夫に取り組んでいます。ご家庭でもお子様に声をかけるときに、見通しがもてるような声かけをしてみてはいかがでしょうか。

5月12日 「見通しの話」C
 
前回(下記)の続き・・

かけ算(2×5など)の100問を5分でするように伝えましたが、いつも計算で困らない児童が5分ですることができません・・というところまででした。

そこで、見通しをもたせるように工夫してみました。
100問を4つに分け、25問ずつさせてみました。

すると、毎回できなかったのが嘘のように、3分半ぐらいでできてしまいました。その後もできなかったことはありませんでした。

100問だと「多いなぁ」「まだこんなにあるやん」「はぁ」と、このような気持ちが先行し、時間がかかっていたのです。
視覚的に25問にしたことで、見通しがもて、やりながら終わりが見え、嫌な気持ちが出ず、計算に集中できたようです。本人も本来の力が発揮でき、嬉しそうでした。また、すかさず褒めておきました。

「できて良かった」なのですが、ここがゴールではないのです。

この続きは・・また。

5月7日 「見通しの話」B
 
学校でも見通しをもたせるようにしています。

例えば、今日の時間割を提示し、1日の見通しをもたせています。次の授業の準備など、スムーズに行うことができます。

また、授業中では、「この問題まですると終わりです」「まとめを書けたら終わりにします」等、ゴールを示してあげることで、見通しをもたせています。

私は、見通しをもたせることで、次のような経験をしました。かけ算(2×5など)の100問を5分でするように伝えました。すると、いつも計算で困らない児童が5分ですることができません・・

どうしてかな〜?と何日間か観察をしていました。

そこで、見通しかな?と思いつきました。

続き(上記)は、また月曜日に・・

5月6日 「見通しの話」A
 
GWはあっという間に終わりました。ゆっくり過ごされましたでしょうか?久しぶりの学校ですが、子ども達は元気に登校しています。

さて、見通しの話をしましたが、社会には私たちをモヤモヤさせないために、見通しを持たせる工夫があります。

例えば、目盛りがある歩行者用信号機です。これは、あとどれくらいで青になるか、見通しを持たせてくれています。これで、いつ青になるのか・・とイライラしないようにしてくれています。

また、銀行や回転寿司に行くと、番号札を取ります。これがあることで、呼ばれている番号と自分の番号を比べて、見通しを持たせてイライラしないように工夫されています。

このように、見通しを持たせて、気持ち的に生活をしやすくする工夫があるのです。

では、学校ではこの見通しをどのように持たせているのか・・これは、次回のお話で。