■赤穂城跡のみどころ

Ｈ　櫓台

　近世の城郭といえば、一般の方は、天守と櫓を思い浮かべることでしょう。
　これらは、軍事目的で建てられたのはもちろんですが、それに加えて、城外からみた「威容」を見せるためのものでもありました。
　赤穂城には天守台があっても天守は建てられませんでしたが、多くの櫓がありました。

　赤穂城は海岸平城ですので、北側の城下町から赤穂城を見たとき、三之丸大手隅櫓など一部の櫓しか見ることができませんでした。
　しかし南側は瀬戸内海、東側は熊見川に面しており、航行する多くの船からの威容も考慮し、南側にも多くの櫓が建築されています。
　このほか、門の防御のために門の近くにも築かれました。


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