I 二之丸門枡形
二之丸城壁の一部は、昭和の大洪水に伴う災害復旧用資材として撤去され、長らく往時の姿を失っていましたが、近年の整備により、少しずつ整備が進んでいます。
なかでも見どころは、二之丸門枡形。古写真によってしかその威容を見ることはできませんが、本丸へと通じる主要ルートであり、櫓門を備えていたほか、石垣土塀により折れをつくって枡形をなしていました。
この虎口は、山鹿素行が赤穂滞在中に縄張りを自ら改めたとの伝承があり、発掘調査でもそれを裏付ける成果が出ています。
現在、二之丸門はまだ整備されておりませんが、枡形をなす石垣土塀が平成24年度に整備されました。