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赤穂市立有年考古館開館1年の歩み(2011-2012年度)
赤穂市立有年考古館は、2011年11月11日に開館して以来、1周年を迎えました。
開館277日目となる2012年10月12日には、累計入館者数が5,000人を突破し、年間来館者5,000人の目標を無事クリアすることができました。これもひとえに、皆さま方の厚いご支援、ご協力の賜物と考えております。
ここに、赤穂市立有年考古館開館から1年の歩み(2011-2012年度)を記します。年間のイベント数が多く、見逃した展示会もあったかもしれません。2013年度も、多数のイベントをご用意しておりますので、皆さまぜひご来館ください。
1 特別展
『松岡秀夫と有年考古館の歩み―地域とともに―』
- 会 期
- 2011.11.11(金)~ 2012.1.9(月) 入館者数916人(開館日数45日)
- 内 容
- リニューアルオープンに合わせ開催した特別展。松岡秀夫の生い立ちから有年考古館設立やその活動など、秀夫の一生涯を追いかけるとともに、有年考古館に収蔵されている逸品を展示しました。
- 1 記念講演会1
- 講 師 石野博信先生(公益財団法人大阪府文化財センター理事長)
- 演 題 『松岡秀夫先生と有年考古館』
- 開催日 2011.11.20(日) 参加者数83人
- 2 記念講演会2
- 講 師 水野正好先生(兵庫県立考古博物館長)
- 演 題 『松岡秀夫先生と播磨の古代史』
- 開催日 2011.12.10(土) 参加者数100人
- 3 史跡探訪会
- 『有年考古館周辺の史跡を訪ね歩く~有年原~』
- 開催日 2011.12.4(土) 参加者数20人
- 講 師 宮﨑素一、荒木幸治
2 小企画展示
『原小学校壁新聞「古代ヘタイムスリップ-有年原の遺跡を知ろう」』
- 会 期
- 2011.11.11(土)~ 2011.12.19(月) 入館者数804人(開館日数34日)
- 内 容
- 赤穂市立原小学校6年生が地元の遺跡を実際に見学し、調べたことをまとめた壁新聞展を開催してくれました。
3 小企画展示
『有年農村舞台復活の活動記録』
- 会 期
- 2011.12.21(水)~ 2012.2.6(月) 入館者数382人(開館日数35日)
- 内 容
- 有年牟礼・八幡神社に市内で唯一残された農村舞台。地元実行委員会と有年考古館の協力により、50年ぶりの復活上演を行った活動の記録です。
4 出前展示
『手描き友禅展―加藤知子の傑作―』
- 開催場所
- 旧坂越浦会所
- 会 期
- 2012.2.8(水)~2012.3.5(月) 入館者数1,596人(開館日数24日)
- 内 容
- 布に手描きで模様を染めていく手描き友禅を精力的に製作していた故・加藤知子氏の作品を展示しました。
5 企画展
『時計展一時・刻・とき―二人のコレクションを中心にして-』
- 会 期
- 2012.3.7(水)~ 2012.4.9(月) 入館者数736人(開館日数30日)
- 内 容
- 有年考古館に寄贈いただいた時計を中心に、おもちゃ時計から播陽時計まで、さまざまな時計を展示しました。
6 小企画展示
『東有年・沖田遺跡県指定20年展』
- 会 期
- 2012.3.7(水)~ 2012.4.9(月) 入館者数736人(開館日数30日)
- 内 容
- 縄文時代後期からの人々の生活跡が確認された東有年・沖田遺跡は、市内随一の集落遺跡として平成4年3月24日に兵庫県指定史跡となりました。指定後20年を記念し、出土遺物とパネルによる展示を行いました。
7 小速報展
『有年牟礼・山田遺跡発掘調査小速報展』
- 会 期
- 2012.3.22(木)~ 2012.4.9(月) 入館者数736人(開館日数30日)
- 内 容
- 平成24年3月に発掘調査を実施し、長辺約19mの方形周溝墓が検出された有年牟礼・山田遺跡の調査成果について、速報展示を行いました。
8 企画展
『新収蔵展2012 -開館から5ヶ月-』
- 会 期
- 2012.4.13(金)~ 2012.5.21(月) 入館者数531人(開館日数34日)
- 内 容
- 有年考古館が赤穂市立としてスタートしてから5ヶ月の間で、寄贈、寄託いただいた資料を展示しました。
9 特別企画展
『松岡與之助医学博士没後80年-松岡眼科病院と有年文化活動をふり返る-』
- 会 期
- 2012.5.25(金)~ 2012.7.9(月) 入館者数493人(開館日数40日)
- 内 容
- 有年考古館設立者である松岡秀夫の兄で、松岡眼科病院の設立者である松岡與之助を顕彰する展示を行いました。
10 特別展
『装飾土器と搬入土器-弥生時代の墓とマツリ-』
- 会 期
- 2012.7.13(金〕 ~ 2012.9.3(月) 入館者数1,366人(開館日数44日)
- 内 容
- 赤穂市立有年考古館の、はじめての本格的な特別展でした。西は島根県、東は大阪府まで12施設から資料を借用し、弥生時代後期から古墳時代前期までの墓とマツリについて、最新の研究成果から迫りました。
- 1 特別展示解説
- 開催日 2012.8.5(日) 参加者数65人
- 2 記念シンポジウム『邪馬台国時代の墓・マツリ・社会変化』(有年公民館)
- コーディネーター(基調講演) 寺沢 薫先生(桜井市纏向学研究センター)
- パネラー 森岡秀人先生(日本考古学協会理事)、岸本一宏先生(公益財団法人兵庫県まちづくりセンター)
- 開催日 2012.8.5(日) 参加者数120人
11 夏休みちびっ子特別体験教窒
- 会 期
- 2012.7.22 (日)~2012.8.26 (日)8回開催 計170人
- 内 容
- 7.22(日) 伝統川漁でウナギかご付け&炭火焼きのウナギ丼を食べよう 参加者数33人
- 7.25(水)、8.8(水) 勾玉をつくろう 参加者数39人
- 8.1(水)、8.22(水) 古墳「中山12号墳」出土の大刀をつくろう 参加者数41人
- 8.18(土)、8.25(土) 土粘土で土器や埴輪をつくろう 参加者数16人
- 8.26(日) 伝統川漁でアユつかみ体験&アユ炭火焼きを食べよう 参加者数41人
12 特集展示
『茅葺から語るもの、知り得るもの-ミニチュア模型から見るもの、見えるもの』
- 会 期
- 2012.7.13(金) ~ 2012.9.24(月) 入館者数1,711人(開館日数65日)
- 内 容
- 有年横尾在住の島津義弘氏、美保子氏製作のミニチュア民家、人形展を開催しました。
13 定住自立圏域埋蔵文化財巡回展
『圏域内出土備前焼-変容する伝統』
- 会 期
- 2012.9.7(金)~ 2012.9.24(月) 入館者数320人(開館日数16日)
- 内 容
- 定住自立圏域の赤穂市、備前市、上郡町が協同して行う定住自立圏推進事業として、第3回埋蔵文化財巡回展を開催しました。
14 特別企画展
『佐方渚果生誕110年』
- 会 期
- 2012.9.28(金)~ 2012.11.12(月) 入館者数568人(開館日数40日)
- 内 容
- 明治35年9月に坂越で生まれた佐方渚果氏の生誕110年を記念し、旧坂越浦会所と同時開催で特別企画展を開催しました。
- 1 記念講演会
- 開催日 2012.9.30(日)(坂越公民館) 参加者数30人
- 講 師 佐方直陽先生(赤穂山鹿素行研究会会長)
- 演 題 「佐方渚果という人」
- 2 同時開催 旧坂越浦会所特別企画展「佐方渚果生誕110年」 入館者数2,230人(開館日数40日)
15 特別企画
『開館1周年記念事業』
- 内 容
- 無料リサイクルブックフェア(2012.11.10(土)~11.11(日)) 参加者数39人
- 史跡探訪バスツアー「播磨備前国境石等めぐり」(2012.11.23(金)、12.2(日)) 参加者数35人
- 遺跡公園で遊ぼう!(2012.11.28(水)) 参加者数90人
16 企画展
『有年の遺跡発掘調査速報展-土中からのメッセージ-』
- 会 期
- 2012.11.16(金)~ 2013.1.14(月) 入館者数622人(開館日数45日)
- 内 容
- 有年土地区画整理事業に伴う発掘調査成果を中心に、近年の有年地区における発掘調査成果をわかりやすく展示解説しました。兵庫県立考古博物館資料が特別出品されました。
17 小企画展示
『2012新発見発掘調査速報展』
- 会 期
- 2013.1.9(水)~2013.1.14(月) 参加者数97人(開館日数6日)
- 内 容
- 2012年12月に発掘調査された赤穂城下町跡では多数の木簡が見つかり、有年土地区画整理事業に伴う有年原・クルミ遺跡の調査では墨書土器が見つかりました。これらの成果を速報展示しました。
18 特集展示
『ミニチュア創作の世界-幼なじみの作品展』
- 会 期
- 2013.1.18(金) ~ 2013.3.4(月) 入館者数宇1,023人(開館日数40日)
- 内 容
- 有年在住の上山長一氏と谷本昌巳氏、幼なじみの2人による、ミニチュア民家・民具・神興などの展示を行いました。
- 会 期
- 2013.2.8(金) ~ 2013.2.18(月) 入館者数331人(開館日数10日)
- 内 容
- 校区内にある有年考古館と連携し、赤穂市立原小学校6年生が、校区内にあるたくさんの遺跡を学んだ成果を、みずから説明する展示会でした。
- ■児童による解説会
- 開催日 2013.2.8(火) 参加者数48人
- 会 期
- 2013.3.8(金) ~ 2013.4.15(月) 入館者数468人(開館日数34日)
- 内 容
- 赤穂市上高野で見つかった銅鐸鋳型片が、兵庫県指定文化財となって20年を記念し、開催しました。兵庫県内の銅鐸鋳型関連資料を借用し、展示しました。
- 1 記念講演会1 2013.3.10(日) (有年考古館) 参加者数70人
- 講 師 水野 正好先生(公益財団法人辰馬考古資料館館長)
- 演 題 「上高野鋳型と銅鐸の世界」
- 2 記念講演会2 2013.3.24(日) (有年考古館) 参加者数70人
- 講 師 篠官 正先生(公益財団法人 兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部 副課長)
- 演 題 「上高野鋳型からみた弥生時代の播磨」
- 開催場所
- 旧坂越浦会所
- 会 期
- 2013.3.13(水)~ 2013.5.13(月) 3.31までの入館者数1,194人(開館日数17日)
- 内 容
- 明治16年3月18日坂越生まれの平井正年の生誕130年を記念し、旧坂越浦会所にて出前展示を開催しました。
- 1 考古学・歴史教室(小学生対象)
- 26回 634人
- 2 出前教室(小学生対象)
- 15回 540人
- 3 大人向け体験教室
- 1回 9人
- 4 女性歴史教室
- 1回 9人
- 5 幼児教室
- 1回 90人
- 6 高齢者教室
- 1回 9人
- 7 地域回想法教室
- 12回 114人
- 8 考古学・歴史・民俗講座
- 21回 662人
- 9 出前講座
- 3回 150人
- 10 館長講話
- 2回 165人
- 11 史跡案内ガイド
- 8回 254人
- 12 行政視察
- 3回 39人
- 13 トライやるウィーク受け入れ
- 1回(5日間) 3人
- 14 出前展示(旧坂越浦会所)巡回展
- 2回(57日間) 3,424人
- 15 坂越船檀尻復活上演支援協力(2012.11.3上演)
- 出演20団体150人、観客約700人
19 小企画展示
原小学校6年『タイムトラベル遺跡探検―地域の遺跡を紹介します』
20 企画展示
『鋳型から銅鐸を考える―上高野銅鐸鋳型県指定20年記念―』
21 出前展示
『平井正年生誕130年展―里帰り・坂越幼稚園天井画を中心にして』
22 その他のイベント・催し
以下、事業名、回数、参加者数を列記します