赤穂市教育委員会文化財課｢兵庫県赤穂市の文化財｣

文化財ニュースNo.18

発行　赤穂市教育委員会
編集　生涯学習課文化財係(赤穂市加里屋81番地　0791-43-6962)
平成23年4月21日

　このページでは、平成22年度に赤穂市教育委員会が行った事業を総括しています。
　最新ニュースは、トップページからご紹介していますのでご覧ください。
また、これまで記事となった事項は、リンクをつけておりますのでご参照ください。

■国史跡赤穂城跡に関する活動

山鹿素行像の銅錆除去を実施（リンク）
赤穂城跡国史跡指定４０周年記念講演会を開催（リンク）
赤穂城跡二之丸西仕切石垣の修理、二之丸石垣の修理

■有年に関する活動

有年原・田中遺跡公園15周年記念イベントを開催（最新ニュース）
東有年・沖田遺跡公園の２号住居屋根修理が完了（最新ニュース）
『蟻無山古墳群・塚山古墳群・周世宮裏山古墳群測量調査報告書』を刊行！（最新ニュース）
トライやる・ウィーク活動で発表会（リンク）

■坂越に関する活動

旧坂越浦会所の入館者数が10万人を突破！（リンク）
旧坂越浦会所にて企画展「港町・坂越」を開催（リンク）
生島枯死調査を実施（リンク）
「糸を摘む－阪口キリヱ　90年を振りかえって－」展を開催（リンク）

■埋蔵文化財に関する活動

浜市遺跡の発掘調査: 　民間開発に伴う確認調査で新しく遺跡が発見され、「浜市遺跡」と命名されました。調査の結果、２層に渡って遺構があることが明らかとなり、弥生時代中期～古代の土坑や掘立柱建物跡、炉跡が見つかったほか、平安時代～室町時代の掘立柱跡が確認されています。
　千種川の洪水被害を避けるように営まれたこの遺跡は、2,300年の歴史を持っていたことが初めて判明しました。今後の整理調査にご期待ください。
有年土地区画整理事業に伴う発掘調査: 　赤穂市教育委員会では、平成17年度から、有年土地区画整理事業に伴って発掘調査を実施しています。
　平成22年度は、有年原・クルミ遺跡の発掘調査を実施し、古墳時代前期の河道跡、中世の溝跡が確認されました。今年度の調査はこれまで見つかっていた集落跡の縁辺部にあたり、残念ながら生活跡は確認されませんでしたが、当時の自然環境を明らかに出来る資料を得ることができました。今後の整理調査にご期待ください。
蟻無山古墳群測量調査: 　兵庫県指定史跡である蟻無山１号墳を含む蟻無山古墳群は、『赤穂市史』第四巻で簡易な測量図が掲載されたものの、その詳細は不明でした。このたび、遺跡範囲確認のため、周辺の間伐を行うとともに、古墳の規模、形状を確定することができました。
　また、それに伴い測量調査報告書も刊行しました。
東備西播定住自立圏構想推進事業を開催（リンク）

■その他

田淵氏庭園保存管理計画策定始まる（リンク）
文化財施設の周辺整備を実施（リンク）
阪口キリヱさんが地域伝統文化功労者表彰を受ける（リンク）
赤穂市文化財保護連絡員の委嘱: 　赤穂市では、市内で地域の歴史や文化財に造詣の深い24名の方々を「赤穂市文化財保護連絡員」として委嘱し、各地域の文化財の巡視や調査などをお願いしています。
　このたび、３名の方が新たに委嘱となりました。ここに連絡員全員の氏名を記しておきますので、地域の歴史について興味ある方や相談ごとのある方などは、是非気軽にご相談ください。

地区	人数	氏　　　　名
赤穂	2名	矢野　剛　北畠恵子
城西	2名	田中正彦　山田明憲
塩屋	3名	山本建志　木村繁満　赤松光弘
西部	3名	正木美佐恵　吉栖清美　山本光輝
尾崎	2名	上杉太郎　目木敏明
御崎	2名	山脇拓士　野山貴久子
坂越	3名	篠原　明　濱本陸志　川本　勝
高雄	3名	浦池伸朔　松本　茂　三田基浩
有年	4名	本田勝一　池本芳文　竹平慎一　福井詔生
（任期：平成25年3月31日まで）

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－連絡先－
赤穂市教育委員会事務局文化財課文化財係
〒678-0292　兵庫県赤穂市加里屋81番地
TEL:0791-43-6962 FAX:0791-43-6895

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